特許技術のご紹介

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特許技術の紹介
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特許技術の紹介

特許1の特許権者が、京都府公立大学法人となっていますが、
2021年3月に、権利が(株)エコタイプ次世代植物工場に移管されています

技術の概要

特許の内容は、

  1. 野菜の抗酸化成分を10倍以上に
    増強する栽培技術
  2. 野菜の生育を最大2倍に
    促進する技術
  3. ビタミンのうち葉酸を数倍以上に
    増強する技術

であり、いずれも現在の植物工場野菜の品質を
大幅に改善する内容であると言えます。

技術導入のメリット

食味の向上

食味の向上

当社の特技術許を使用して栽培した野菜はえぐみがなく柔らかい食感で、野菜本来の食味や風味が楽しめます。

子どもの野菜嫌いの主要な原因は「えぐみ」であり、この「えぐみ」は窒素肥料を多く使用した時に生じます。
多くの料理研究家からはこの特許技術を使用して栽培した野菜には「有機栽培野菜の上質な香りと食味がある」と評価を得ています。

生産性の向上

生産性の向上

この特許技術を使用して栽培した野菜は、通常の方法よりも最大2倍ほど早く育つので、植物工場企業にとっては光熱費の削減に大きく寄与できます。

野菜の成長は、種子発芽から苗の育成時期を経て、生育期の後半に急速に成長しますが、各時期の溶液組成を最適化すると、苗の段階ですでに大きく成長し、生育期の溶液によっては通常は4週かかるところを2~3週で収穫できる大きさに育つことが確認されています。

健康への関心の高まり

健康への関心の高まり

高齢化社会が進む日本において、がんや脳卒中、心臓病、アルツハイマーの予防などをはじめとする健康への意識は高まり続けています。
この特許技術を用いて栽培された野菜はがんの発生原因となる活性酸素を除去するとされている抗酸化成分が通常の約10倍多く含まれている他、脳卒中や心筋梗塞の予防に必要とされる葉酸の含有量の増加が確認されています。
味だけでなく、このような健康面においても高い評価を得る野菜の栽培で、消費者の関心を高め、企業の発展に寄与できると考えています。

栽培法について

この特許技術で栽培した野菜の諸特色のうち、抗酸化成分の増強と食味の改善は、収穫前に窒素を抜いた養液で青色光を照射すること(収穫前処理、特許取得技術)で得られます。

栽培法について

上図で、収穫前処理の必要条件は、養液に窒素(硝酸塩など)を含まないこと、光として青色光を照射すること、の2点です。その効果は非常に大きく、コマツナなどアブラナ科野菜では、ORAC値で20数倍に上昇します。
青色光は、450nmが最も有効であり、青色光受容体(クリプトクローム)に吸収されていると考えられ、受光時に活性酸素をシグナルとして放出することが報告されています。

栽培法について

収穫前処理時の赤色光など他の波長の光は、抗酸化成分の増強には全く効果がありません。
無窒素養液は、葉の中の代謝の流れを制御していると考えられますが、青色光と同時に与えることで、酸化ストレスを増強する効果もあると考えられます。
図1は、コマツナとリーフレタスで、収穫前処理の前後でORAC値がどのように変化するかを調べたデータです。

収穫前処理により、えぐみがなくなり食味が大幅に改善されます。硝酸塩濃度の低下も効果に含まれます。
この収穫前処理の技術は、特許が成立しており、この栽培技術を採用する企業は、本社とライセンス契約を結ぶ必要があります。

野菜の高速栽培法

栽培法について

マグネシウムの役割は、クロロフィルの構成要素、リボソーム活性維持、ATP結合などエネルギー代謝における役割、300種以上の酵素タンパク質への結合などが知られていましたが、実際の栽培現場で確認したところ、DNA-polymerase 活性の維持に比較的高い濃度が必要であり、養液中のマグネシウム濃度高めると、根および茎頂における細胞分裂が盛んになることで、大きな発育促進効果を出すことが判明しました(特許申請中)。特に、発芽直後の養液のマグネシウム濃度が重要であり、発育段階ごとの養液濃度を最適化すると、収穫時期を最大で半減させることも可能です。
この技術を採用するには、当社とライセンス契約を結ぶ必要があります。

葉酸の増強技術

葉酸の増強技術

葉酸は、グルタミン酸、パラアミノ安息香胃酸、プテリジンから構成されており、このうち、プテリジンの生合成が葉酸生成の律速を担っています。プテリジンは、GTPを基質として環状化して作られますが、その反応を触媒する酵素(GTPcyclohydrolaseTypeⅠ)は亜鉛酵素です。そこで、養液中の亜鉛濃度を高めてみると、葉酸含量が上昇した。亜鉛以外には、葉酸含量を高めるにはマグネシウムも比較的高い濃度が必要であり、また、光強度は高い方が葉酸含量は高くなることも、判明しています。光強度が関係することは、葉の葉酸は光呼吸経路で機能しており、光呼吸経路は光強度が高くなると、その役割が高くなるからです。
日本の土壌は亜鉛含量が低いので、露地野菜では全般に葉酸含量は低くなります。また、亜鉛はリン酸と不溶性の塩を形成するので、露地野菜で亜鉛濃度を高めることは困難です。
植物工場野菜で葉酸含量を高める蒸気技術は、特許申請しており、この技術を導入するには、本社とライセンス契約を結ぶ必要があります。

ライセンス契約について

この特許技術をご利用いただくにあたっては、当社とのライセンス契約が必要となります。
導入コストや具体的な運用方法などの詳細な内容を確認されたい企業様、
まずはお問い合わせください。

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